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ADHDの検査と診断の流れ

ADHDを確定できる検査は、いまのところありません。

診断は、いま困っていることと子どもの頃からの経過を伺って行います。

心理検査は院内で、保険診療で行っています。費用は下に全部書いています。受診の前提として検査をお受けいただくことはありません。まず医師が診察し、必要と判断した場合に行います。

診断までの流れ

1. ネット予約

24時間オンラインで予約できます。お電話は不要です。当院は完全予約制です。当日の空き状況は、ネット予約の画面でそのままご確認いただけます。

2. 初診 ── 経過を伺います

いま困っていること、いつ頃からか、子どもの頃の学校生活や通知表の記載、仕事や家庭での具体的な支障を伺います。ご家族から見た様子や、通知表・母子手帳などがあれば参考になります。資料がなくても受診できます。

3. 必要に応じて心理検査

不注意や落ち着かなさは他の状態でも起こるため、何を調べるべきかは診察のなかで決まります。検査を先に受けていただく必要はありません。

4. 診断と、治療方針のご相談

診断を共有し、薬を用いるかどうかを含めて方針を相談します。薬だけが治療ではありません。環境の調整、仕事の進め方の工夫、必要に応じて職場への配慮の依頼も行います。

  • 診断に複数回の受診を要することがあります。初診で見通しが立つこともありますが、経過の確認、心理検査、ほかの疾患との見分けが必要な場合には、診断までに複数回お越しいただくことがあります。初診ではまず困りごとを整理し、今後の進め方をお伝えします。

ADHDを確定できる検査は、いまのところありません

1いま困っていること仕事・学業・家庭で、どんな支障が出ているか
2子どもの頃からの経過ADHDは大人になって突然始まるものではありません
3ほかの原因の確認うつ病・不安症・睡眠障害などが隠れていないか
4(必要に応じて)心理検査WAIS-Ⅳ・WURS・SCT など。必須ではありません
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この4つを組み合わせて診断します検査は4つのうちの1つで、しかも必要に応じて行うものです。
検査の結果だけでADHDと決めることはできません。

※ 血液検査や画像検査で「ADHDである」と確定できる方法は、現在の医学では確立していません。これは当院の方針ではなく、ADHDという病態そのものの性質です。

血液検査や画像検査で「ADHDである」と確定できる方法は、現在の医学では確立していません。これは当院の方針ではなく、ADHDという病態そのものの性質です。

脳波を用いた検査について

脳波でADHDを判定できるか、というお尋ねをいただくことがあります。脳波だけでADHDを確定診断する方法は、主要な診療ガイドラインのいずれにも、標準的な診断方法として位置づけられていません。

  • 米国では2013年に、脳波のシータ波とベータ波の比を測る機器が米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。ただし承認された用途は「6歳から17歳を対象に、医師の臨床評価を補助すること」であり、その機器だけで診断することは承認の条件として認められていません。
  • 米国神経学会(AAN)は、脳波のシータ波・ベータ波に関する指標をADHDの診断確定に用いることを推奨していません。関連する研究では、約6〜15%でADHDでない方をADHDと判定する偽陽性が報告されています。
  • 英国のNICE、米国のAAP・AACAPのいずれの診療ガイドラインも、ADHDの診断は問診・経過・複数の情報源からの評価によって行うとしており、脳波や画像検査を診断に用いることは求めていません。

当院が問診と経過の確認を中心に診断するのは、これが国際的に標準とされている方法だからです。

心理検査は院内で、保険診療で行っています

必要と判断した場合には、臨床心理士・公認心理師が心理検査を院内で実施します。ADHDのご相談では、WAIS-Ⅳ(知能検査)に加えて、WURS(子どもの頃の様子をふりかえる質問紙)やSCT(文章完成法)などを組み合わせることが多くあります。

検査おもな内容費用(3割負担)
WAIS-Ⅳ知能検査。得意・不得意の傾向をみます約1,350円
450点
SCT
文章完成法
考え方や受け止め方の傾向をみます約840円
280点
WURS子どもの頃の様子をふりかえる質問紙約240円
80点
AQ自閉スペクトラム傾向の質問紙約240円
80点
  • 実際に行う検査の組み合わせは、診察のなかで決まります。すべてを行うわけではありません。実施の前に、内容と費用の見込みをご説明します。
  • 上記は検査そのものの費用です。別途、初診料・再診料などがかかります。
  • 受診の前提として検査をお受けいただくことはありません。まず医師が診察します。
  • 検査結果は、診察のなかで医師が口頭でご説明します。この説明に別途の費用はかかりません。結果をまとめた書面(心理検査結果報告書・一律15,000円税込)をご希望の方にのみお作りしています。任意の書面です。くわしく
  • ご不明な点は受付(03-3470-1606)までお問い合わせください。
  • 他院で受けられた検査を、当院で受け直していただく必要はありません。結果をお持ちいただければ、それを踏まえて診察します。
  • ADHD以外も含む心理検査全般(TEG・ロールシャッハ等)は 心理検査(保険診療) でご説明しています。
  • 初診の費用については 費用のご案内 をご覧ください。

ADHDでないこともあります

不注意、忘れ物、先延ばし、落ち着かなさは、うつ病・不安症・睡眠障害・自閉スペクトラム症・双極症・甲状腺機能の異常・飲酒の影響でも起こります。上の図の「3 ほかの原因の確認」がこれにあたります。

ご予約

初診・再診とも24時間オンラインで予約できます。お電話でも承ります。

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お電話 03-3470-1606